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ご入居者の輝き

80年前にタイムスリップ・思い出の鎌倉に行きたい!
ボンセジュール溝の口 平田様

「義母の夢を実現させてあげたい。」

2009年の春に「今の夢は何ですか?」と平田様に伺ったところ、「北海道に住んでいた女学校のときに修学旅行で行った鎌倉に、もう一度行ってみたい。80年前に行ってから、一度も鎌倉に行っていない。」と・・・。

平田様は普段、不平不満をおっしゃらず、いつも静かにお過ごしです。普段あまり多くを語らない控えめな平田様から、今も大切にしていらっしゃる女学生時代の想い出を傾聴することができ、すぐに企画をまとめました。
平田様の夢をご長男のお嫁様にお伝えすると、「義母は自分の意見を他人に押し付けない一本筋の通った人で、心から尊敬しています。ぜひ夢を実現させてあげたい。」と嬉しいお言葉を頂きました。

夢の実現が近づくにつれて、平田様も80年前と比べて鎌倉がどう変わっているのかをとても楽しみにされながら、毎日をお過ごしになられていました。ホーム内ではすべての職種と連携し、日々の体調管理、当日の道路の混み具合のチェック、近隣の救急病院のリスト化など、安心してお楽しみ頂けるよう備えました。

「80年前は、セーラー服で来たんだよ。」

2009年7月27日(月)、平田様は息子様、ひ孫様と共に元気よく出発されました。

鶴岡八幡宮は、「昔の面影はないね~。」とのことでしたが、とても楽しそうなご様子でした。 鎌倉大仏は、境内に入るなり、「こんなに大きかったかね。もっとやせて小さいと思ってた。80年前は、セーラー服で来たんだよ。」と大変饒舌になっていらっしゃいました。「脚がよくなりますように...」と護摩の煙をかぶり、お土産店に寄ってホームの皆様へのお土産に『鎌倉クッキー』を買われました。

昼食は平田様のリクエストで、あるホテルのレストランに鰻重を特別に用意して頂きましたが、平田様はあっという間に召し上がり、その食べっぷりに息子様が驚かれていました。

「輝きプラン」を終えてホームに戻り、平田様に感想を伺うと、「疲れてないよ、楽しかったよ。」とおっしゃられ、その後は、よっぽど鎌倉大仏の様子が印象深かったのか、何度も「もっと小さいと思ってたよ。」とお話をされていました。息子様には、「家で母をみていたら、鎌倉に行きたいとの気持ちはわからなかったと思う。ボンセジュールに入れてよかったよ。」と、嬉しいお言葉を頂きました。

後日、「今度はどちらに行かれますか?」とお聞きすると、「生まれ育った北海道の帯広に行こうかね!」とのこと、平田様の夢はまだまだ続きます。

スタッフからひとこと

今回、輝きプランという企画に関わらせていただいて、本当に良かったです。
ご入居者様の笑顔をもっと見られるよう沢山の方の夢を実現させたいと、改めて感じました。 (中村 純子)

生活相談員

「80年前に女学校の修学旅行で行った鎌倉にもう一度行ってみたい。」との夢は、ご本人様やご家族様、スタッフの熱い気持ちが実現に結びつけたのだと思います。 (小沼 博)

施設長

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